私はこの窓の中にいる jetzt 4

それでかえって、　おいしいおいしい　ご飯をたべた。
ちょうどつくってるとこだったので、エレナと息子さんの（大学生）のサーシュカ（もちろんシュカはふざけてつけてよんでる）と食べた。
ラインハルト（エレナの夫　すごくおもしろい人）がコックさんで作ってくれた魚のまるめて焼いたやつ　
fishkloesschen（oe　は　oの上にテンテンついたやつのかわり ssは　エスツェットていうβみたいなやつのかわり）が　びっくりするくらいおいしかった。
 それで　ドイツ語をいろいろおしえてもらって
それから　ユーチューブでわたしの歌ってるライブの映像をみせた。
すごく興味をしめしてくれて　ほかのはないのか　ほかのはないのかって見てくれた。


そして　思った。

私はいままで　何気なく過ごしてきた毎日に　まったく　無駄はなかった。

幼稚園のときに　カトリックにかよっていたこと　
意味もわからないけどずっと覚えていた言葉。
それから　数年前だけど　世界の宗教史　というわかりやすい図説の本を買ってみていたこと。（単なる趣味で）
ほかの日だけど、中学の時なぜかみていたイタリア語講座（ビデオにまでとってみていた）
で覚えていた言葉があること。
それから　屋久島にすんでいたこと。（みほさんは屋久島にいったことがあり、カヅヨさんは　めちゃくちゃ屋久島にいってみたいらしい）
声の仕事をしていること。
歌を歌っていること。
千里中央のあの本屋さんで　地球の歩き方ドイツ　をとりよせて　買ったこと。
それから　夏のコースで　ドイツ語を　あの学校でならったこと。
（同じ学校のドイツ校にいきたくて、いろんなとこにあるんだけど　ベルリン校　だけが　スケジュールが　ちょうどよかった）

それからあのとき、あの　トイレにいったこと。

どんな小さなことも　時に意味も感じていなかったことも　
なにひとつ　無駄なことはなかった。


ユーチューブで　夕焼けソングをみせたとき、　ちょうど空はゆうやけで　
この歌は　この空の時間帯のことをうたったうただっていったら
すごくいい顔で　歌をきいてくれた。

ベルリンの空は本当に　良い色だった。

そして　わたしはいま、この窓の中に　いるんだ　とおもった。

あしたは　学校！　がんばるぞ